アソシエイトブライダルコーディネーター(ASS)認定制度


1.制度の趣旨
我が国の婚礼の形態は個性化の時代といわれ、結婚式も多様化しており、ブライダル業界では、こうした様々な事柄に対処しながらお客様に対して的確なアドバイスのできる人材の育成が課題となっており、国の方針であるサービス分野等における実践的な「業界検定」の計画的な整備・拡大に基づき、職業能力開発促進法の規定によるブライダルコーディネート職種技能検定がスタートする運びとなりました。

これにより、公益社団法人日本ブライダル文化振興協会(以下「BIA」という。)が、これまで実施してきたアシスタント・ブライダルコーディネーター検定は、平成29年度の実施を持って終了し、新たに技能検定を実施することになりましたが、将来この業界での活躍を目指し学んでいる学生が、技能検定取得を目指す動機付けとして、基礎知識習得の目標を設定し、業界の人材育成を図るため、技能検定とは関連を持たないBIAが認定する独自の制度です。

2.制度の概要
ブライダル業界での就労を目指すために必要な「基礎知識」の修得を目的とするため、「BIAの審査認定した会員校において実施する試験にて一定の基準を満たした者」であることを認定の条件と致します。

3.認定する名称
BIA認定Associate Bridal Coordinator(アソシエイトブライダルコーディネーター)
※但し、技能検定2級の受検資格が付与されるものではないので、留意すること。

4.受験資格
BIA会員校に在籍する学生(1年次から受験可)又は、
BIA指定校が実施する人材育成事業の受講者(旧IBC検定校)。

5.認定方法
(1)試験の開催
  ① 試験実施日
     おおむね1月中に実施する。実施日は各校が任意に設定し、認定本部に前もって申請をすること。
  ② 試験内容
     A.四肢択一式 50問 及び 論文試験 ※テーマは本部が指定>
     B.四肢択一式 100問
      試験内容は、上記のAまたはBから、いずれかを実施校が選択
  ③ 問題作成
     試験実施校にて試験問題を作成する。
     出題範囲と想定するレベルは次の通り。
      ※認定制度を行う学校にはABC検定試験の過去問題3年分を提供する。
  ④ 出題範囲と想定するレベル
     次の試験科目とその範囲から70%以上出題すること。
     その他、各校における授業の進捗に応じ適宜出題してかまわない。
     ABC検定過去問題は問題作成の参考とすること。

【試験科目とその範囲】
    1.結婚とは
     ①結婚の定義 / ②日本の結婚式:歴史と文化 / ③欧米の結婚式:歴史と文化
    2.ブライダルビジネス
     ①ブライダル市場の規模及び特性 / ②ブライダル業種・関連業種
    3.ブライダルの基礎
     ① 見合いと婚約 / ② 結納・婚約式 / ③ ブライダル準備 / ④ キリスト教式
     ⑤ 神前式 / ⑥ 仏前式 / ⑦ 人前式 / ⑧ シビル・マリッジ / ⑨ 披露宴
    4.当日業務
     ① 挙式・披露宴の進行 / ② 当日のサービス業務

⑤ 論  文
    試験内容Aを選択した学校が実施する。
    ASS認定本部が予め指定するテーマにより、1,000字以内で記述する。
    受験者に予め課題として提示し、筆記試験実施日までに提出を求める。
    ASS認定本部が示す採点基準により、各学校にて行う。

(2)合否判定
   A.筆記試験50点、論文試験50点とし、合計得点70%以上を合格とする。
   B.筆記試験70点以上を合格とする。

6.認定申請
各校にて合否判定を行い、試験実施報告書にて、合格者を申請する。
試験実施報告書には、試験問題とその解答を添付する。
ASS認定本部にて報告内容を確認のうえ、認定書及び認定バッジを発行する。
認定料は、2,000円(税別)とする。

7.その他
この試験を各校の成績判定等に活用していただくことができます。
本資格認定者に対し、技能検定試験の受検資格等が付与されることはありませんので、
受験者に対しての周知を徹底願います。

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